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社会人ゲーマーが気になったゲーム情報・ニュースを速報で配信するブログです。基本ゲーム情報を速報しますが、アニメ・漫画等も紹介していきます。


ロジクール4月16日、ゲーミングブランドロジクールG」の新商品として「ASTRO A50 X ゲーミングヘッドセット」(以下、「A50X」)を5月16日に発売すると発表した。

ロジクールオンラインストアでの価格は5万9950円となっており、黒と白の2色が用意される。すでにAmazonなどのECサイトでも予約を受け付け中だ。


ロジクールGのサブブランド「ASTRO」シリーズはプロゲーマーやリーグなどにおける使用を想定したプレミアムゲーミングブランドであるとされている。

このたび発売される「A50X」は、高音質でありMixAmpを内蔵していることで定評のある「A50」を継承しつつ、最先端のグラフェンドライバーを搭載することでさらなる高音質を実現している。

ゲーム内で鳴っている音の方向を捕らえやすいように高い分離感と定位性を持ち、「銃撃音やボイスチャットと重なったかすかな足音」も鮮明に聞き分けられる商品となっている。競技性の高い対戦ゲームや、立体感のある音響のアクションゲームが好きな方には最適なサウンドを提供してくれそうだ。

「ロジクールG」の新ヘッドホン「ASTRO A50 X」発売決定_001 「ロジクールG」の新ヘッドホン「ASTRO A50 X」発売決定_002

PS5Xbox、PCに対応しており、ロジクール独自のワイヤレス技術「LIGHTSPEED」とBluetooth 5.1 にも対応。LIGHTSPEEDとBluetoothの同時接続も可能である。

さらに、奥行きのあるボイスチャットを実現する高音質マイクを装備しており、マイクを上に跳ね上げれば自動でミュートになる「フリップミュート機能」も搭載している。ヘッドセットの使用後はベースステーションに置くだけで充電が可能となっており、高い利便性も有した商品となっている。

「ロジクールG」の新ヘッドホン「ASTRO A50 X」発売決定_003
(画像はLogicool Gの公式Xアカウントより)

ハイエンドなヘッドセットを求めているかたは、ロジクールGの新商品「A50X」を購入してみてはいかがだろうか。

Amazon: Logicool G ゲーミングヘッドセット ASTRO A50 Xはこちら 「ASTRO A50 X」発売の公式ページ

プレスリリースの全文は以下のとおり。


PS5、Xbox、PC の全てに対応グラフェンドライバー搭載でさらに超高音質MixAmp 内蔵ワイヤレスゲーミングヘッドセット「ASTRO A50 X」発売

ゲーミングデバイス市場における世界のリーディングカンパニーLogitech International の日本法人、株式会社ロジクール(本社:東京都港区、代表取締役社長:笠原健司)は、ゲーミングブランド「ロジクール G」より「ASTRO A50 X ゲーミングヘッドセット(製品型番:A50X-BK/A50X-WH)(以下「A50 X」)」のブラック・ホワイトの 2 色を、2024 年 5 月 16 日(木)に発売します。価格はオープン価格で、ロジクールオンラインストア価格は 59,950 円(税込)です。

「ロジクールG」の新ヘッドホン「ASTRO A50 X」発売決定_004

「ロジクールG」の新ヘッドホン「ASTRO A50 X」発売決定_005

「A50 X」ブラック、ホワイト

「A50 X」は、高音質と MixAmp 内蔵で定評のある「A50」を継承しつつ、最先端のグラフェンドライバーを搭載したことで、さらなる高音質を実現。音の分離感、定位性がよく、銃撃音やボイスチャットと重なったかすかな足音も、驚くほど鮮明に分離して聴き分けられます。

ロジクール公式オンラインストア
「A50 X」
■Amazon
「A50 X」ブラック
「A50 X」ホワイト
ロジクール公式ストア楽天市場店
「A50 X」

<製品特長「A50 X」>

■最先端のグラフェンドライバーを搭載、異次元の高音質を実現
硬度が高く軽量な『グラフェン』素材でできた PRO-G グラフェンドライバーを初搭載。音の分離感、定位性がよく、銃撃音やボイスチャットと重なったかすかな足音も、驚くほど鮮明に分離して聞き分けられます。

■PlayStation®5、Xbox、PC に対応で MixAmp を内蔵。ボタン 1 つで入力切替も可能に同時に 3 つのプラットフォームに接続可能で、PlayStation®5 にもフル対応。MixAmp 機能を使用する際も、面倒なアダプター等への接続は必要ありません。複数台を接続したコンソールや PC を、ヘッドセット右側に配置されている PLAYSYNC ボタンを押すだけで自動で画面・オーディオ入力の切り替えができます。リモコン操作やオーディオ設定をマニュアルで行う必要はありません。
Nintendo Switch へは、Bluetooth 接続に対応

■ベースステーションに置くだけでケーブル要らずの充電が可能
ヘッドセットの使用後は、ベースステーションにヘッドセットを置くだけで充電が可能で、充電忘れの心配も不要です。また前機種「A50」より強化された磁石を搭載しているため、充電時の接触位置のずれの心配もありません。

LIGHTSPEED ワイヤレスに加え、新たに Bluetooth 5.1 にも対応
ロジクール独自のワイヤレス技術「LIGHTSPEED」を搭載しており、人間の体感レベルを超えた超低遅延を実現し、遅延体感ゼロに。ベースステーションは新たに Bluetooth 5.1 にも対応し、LIGHTSPEED と Bluetooth の同時接続によるオーディオミックスにも対応します。

高音質マイク搭載で、クリアなボイスチャット
マイク音質で定評のある、ASTRO シリーズの高音質マイクを搭載。ボイスチャット時も平坦なマイク音質ではなく、まるで配信者のような、より鮮明かつ奥行きのあるボイスチャットを実現します。

マイクを上に跳ね上げる操作のみでミュートが可能な、フリップミュート機能を搭載マイクを上に跳ね上げれば自動でミュートになる、フリップミュート機能を搭載。1 つの動作ですぐにミュートできるため、ゲーム中にとっさのミュート操作をする際に便利です。

<製品仕様「A50 X」>

製品名(日本語):
ASTRO A50 X LIGHTSPEED ワイヤレスゲーミングヘッドセット + ベースステーション

製品名(英語):
ASTRO A50 X LIGHTSPEED Wireless Gaming Headset + Base Station

品番:939-002131/939-002137
型番:A50X-BK/A50X-WH
本体カラー:ブラック/ホワイト
発売予定日:2024年5月16日(木)
価格:オープン価格
ロジクールオンラインストア価格:59,950 円(税込)
保証期間:2年間
重量:363g

マイク
集音特:性無指向性
周波数特性:60Hz – 20kHz

必要システム

Xbox Series X|S または Xbox One コンソールおよび USB ポート
・PlayStation®4 または 5 コンソールおよび USB ポート
・PC(Windows 10/11 以降)および USB 2.0 ポート

ビデオパススルーを含めた全機能を利用するには、HDMI 2.1 認定ケーブルが必要ですのでご注意下さい。
※G HUB、ロジクール G モバイルアプリ、および Dolby Atmos 機能 (Xbox および Windows 用)を利用するには、インターネット環境が必要です。

同梱物

製品本体、A50 X HDMI ベースステーション、USB-A – USB-C ケーブルコンボケーブル、AC アダプター+ソケットプラグヘッド、 Dolby Atmos アクティベーションカード、保証書、保証規定

*使用環境によって異なります

ロジクール G について

1981 年にスイスで創設された Logitech International は、人々にデジタルエクスペリエンスを提供する世界的なリーディング企業です。株式会社ロジクールは、Logitech International が 100%出資する日本法人として 1988 年に設立され、先進的なテクノロジーとデザインの製品を通じて 35 年以上にわたり日本のお客様に付加価値を提供してまいりました。ロジクールは、人々が情熱を追求できるように体験をデザインすることで、人々がより多くのものを創造、達成し、楽しむことができることを目指しています。

Logicool G」シリーズは、PC ゲーミング用マウスキーボード、ヘッドセットなど、勝利を追求し、プレイ・競技中の操作性と快適性を向上させるゲーミングギアブランドです。デザイン性とユーザビリティを兼ね揃えた「Logicool G」ギアは、あらゆるジャンルのゲーム、e スポーツを愛するコアユーザーの方に満足いただける充実したラインアップを取り揃えています。また大会、イベント各種、そして e スポーツチームやアスリートへのスポンサーシップを通し、日本国内における e スポーツ文化の成長・裾野拡大をサポートする活動も積極的に行っています。

ロジクールは、地球環境へのプラスの貢献につながるカーボンフットプリントを削減することを目指し、材料の選定、設計、製造、パッケージングといった製品生産ラインにおいてサステナビリティの取り組みに注力しています。当社は 2050 年までにネットゼロにするパリ協定の 1.5℃公約を支持しており、事業運営と全体的な製品ポートフォリオはカーボンニュートラルの認定を受け、排出量より多くのカーボンを排除します。また製品における再利用プラスチックの使用増加やパッケージに FSC®認証を取得した森林に由来する材料を採用することで、循環性の活用及び持続可能性の向上を推進しています。

ロジクールウェブサイト: www.logicool.co.jp
Logicool 公式 Facebook: https://www.facebook.com/Logicool/
Logicool G 公式 X(旧 Twitter): http://twitter.com/logicoolg
● ASTRO Gaming Japan 公式 Twitter: http://twitter.com/astrogamingjp

*記載されている会社名、商品名は、各社の商標及び登録商標です。
*ロジクールは、株式会社ロジクールの登録商標です。



(出典 news.nicovideo.jp)


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雨穴原作による相羽紀行の新連載「変な絵」が、本日4月16日発売の漫画アクション9号(双葉社)でスタートした。

【大きな画像をもっと見る】

「変な絵」は「変な家」で知られる雨穴の同名小説を原作とするスケッチミステリー。オカルトサークルに所属する学生の佐々木は、ある日部員の栗原からあるブログの存在を教えてもらう。そのブログは一見ある人物が妊娠中の妻の様子をつづっているものだが、よく読むとおかしい点がいくつかあるらしい。ブログは不穏なメッセージをつづった日記を最後に更新が途絶えていた。初回からブログをさかのぼって読んだ佐々木は、いくつかアップされている謎の絵が気になり……。今号の巻頭カラーを飾った。なお次号では、研そうげんの新連載「青春爆走!」がスタートする。

「変な絵」カラーページ


(出典 news.nicovideo.jp)


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動画配信サービスのABEMAは12日、サービス内で配信中のアニメ作品を対象にした「2024年春アニメ週間再生数ランキング」の4月第1週分(4月1日週)を発表した。

【画像】ランキング上位5作品を画像で見る

本ランキングは2024年4月よりABEMA内で配信される新作アニメ作品および連続クールのアニメ作品を対象に、4月1日(月)から4月7日(日)までの1週間分の再生数を独自に集計。リアルタイム放送、およびオンデマンド配信での総再生数から算出して発表した。4月7日(日)までに配信を開始していないアニメ作品は集計対象外です。ご了承ください。

春アニメ」としての週間ランキングは今回が第一回目となり、記念すべき初回は『月が導く異世界道中 第二幕』が首位を獲得した。本作は「小説家になろう」発、あずみ圭氏原作による同名ライトノベルが原作の“異世界世直し系ファンタジー”作品として、2021年よりアニメ化。2024年1月からは連続2クールで放送されており、後半クールが先日スタートした。また、同じ連続2クール作品からは『ダンジョン飯』も5位ランクインしていた。

本ランキングでは前期2作品を含む上位5位分が発表されているが、集計期間の時点ではいまだ多くの新作が出揃っていないためなのか、すべての発表作品が異世界ジャンルという珍しい結果に。うち『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』や、『魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?』といった、早期に放送を開始した新作も上位に食い込んでいる。今期も『転スラ』をはじめとした“転生モノ”“異世界モノ”が威勢を振るいそうだ。

4月1日週】春アニメ週間再生数ランキング
第1位:月が導く異世界道中 第二幕
第2位:転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます
第3位:魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?
第4位:転生したらスライムだった件 第3期
第5位:ダンジョン飯

「4月1日週2024年春アニメ週間再生数ランキング」上位作品配信情報

▼『月が導く異世界道中 第二幕』(第2クール)無料放送
放送日時:毎週土曜日夜11時より放送中
放送チャンネル:ABEMAアニメチャンネル

▼『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』WEB最速放送
放送日時:2024年4月1日(月)夜25時~(以降、毎週月曜日夜25時より放送中)
放送チャンネル:ABEMAアニメチャンネル

▼『魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?。』地上波1週間先行・見放題独占配信
放送日時:2024年4月4日(木)夜24時30分~(以降、毎週木曜日夜24時30分より放送中)
放送チャンネル: ABEMAアニメチャンネル

▼『転生したらスライムだった件 第3期』無料放送
放送日時:2024年4月2日(火)夜24時~(以降、毎週火曜日夜24時より放送中)
放送チャンネル:ABEMAアニメチャンネル

▼『ダンジョン飯』(第2クール)無料配信
配信日時:毎週木曜日夜10時30分より配信中
配信チャンネル:ABEMAアニメチャンネル

©あずみ圭・アルファポリス/月が導く異世界道中第二幕製作委員会

注目作が続々始まる春アニメ、初週は“異世界モノ”がTOP5独占!ABEMA週間ランキング【4月初週】


(出典 news.nicovideo.jp)


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PUMPKIMは、11階に到達することを目指すホラーゲーム『11F』を4月17日に発売する。

対象プラットフォームはPC(Steam)。ストアページの表記によると日本語に対応している。


『11F』は、11階がない建物の11階に到達することを目的とした一人称視点のホラー・アドベンチャーゲーム。

主人公は、父親の葬儀が終わった後、見知らぬ人から「ザ・オリジン」という建物の不動産権利譲渡証書を受け取る。そのなかにあった「アダム、11階に来ないか?」というメモを見た主人公は、その見知らぬ建物に向かう。

しかしそこは各階に人が住んでいた痕跡とゴーストだらけの場所だった。主人公は彼らを避けながら、存在するはずの11階を探していく。

11階がない建物の11階に到達することを目指す一人称視点のホラーゲーム『11F』が4月17日に発売へ_001
(画像はSteamより)
11階がない建物の11階に到達することを目指す一人称視点のホラーゲーム『11F』が4月17日に発売へ_002
(画像はSteamより)
11階がない建物の11階に到達することを目指す一人称視点のホラーゲーム『11F』が4月17日に発売へ_003
(画像はSteamより)
11階がない建物の11階に到達することを目指す一人称視点のホラーゲーム『11F』が4月17日に発売へ_004
(画像はSteamより)
11階がない建物の11階に到達することを目指す一人称視点のホラーゲーム『11F』が4月17日に発売へ_005
(画像はSteamより)

ゲームは、巨大な建物を自由に探索しながら11階を目指していく。進行順は自由であり、さまざまな部屋にゴーストが待ち受けており、 住人たちの生活や苦しみが待ち受けている。一方でこのゴーストたちが11階へと導く手がかりとなるかもしれないとのこと。ゲームに登場する「厄介な隣人の冊子」がヒントになるようだ。

1階に到達することを目指すホラーゲーム『11F』は、4月17日に発売予定なので気になった人はウィッシュリストに登録してみてはいかがだろうか。

Steam『11F』はこちら


(出典 news.nicovideo.jp)


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国土交通省 四国地方整備局は、香川県の「国営讃岐まんのう公園」(以下、まんのう公園)について、一部エリアを再現した『マインクラフト』のワールドデータを3月中旬から公開中だ。

加えて4月16日(火)、再現エリアの拡大に向けて測量作業を実施したことも伝えている。


まんのう公園の再現ワールドは、国土交通省が主導する3D都市モデルの整備・活用およびオープンデータ化を目的としたプロジェクト「PLATEAU(プラトー)」の一環として展開されているもの。

国営公園を『マインクラフト』で再現する事例は全国初の試みで、ゲーム内では大きなローラ滑り台や人工滝などの設備を現実世界さながらに楽しめる。

国土交通省が「国営讃岐まんのう公園」の『マイクラ』再現ワールドデータを公開中_001
(画像は「四国インフラDX推進」特設ページより)
国土交通省が「国営讃岐まんのう公園」の『マイクラ』再現ワールドデータを公開中_002
(画像は「四国インフラDX推進」特設ページより)

今回のワールドデータはiOSやAndroid、Windowsなどのプラットフォームに対応する『マインクラフト』統合版での活用を想定しているという。また、有料サービスの「Realms」を経由すればNintendo Switch版でもプレイできるようだ。

発表によると、国土交通省では建設現場における生産性の向上を図るため、インフラ分野のデジタル化を推進しているという。今回の取り組みでは子供たちに遊び感覚で3次元データへ親しんでもらうとともに、より身近となった測量技術の進展に興味・関心を持ってもらうことを目的として展開されているようだ。

国土交通省が「国営讃岐まんのう公園」の『マイクラ』再現ワールドデータを公開中_003
(画像は「四国インフラDX推進」特設ページより)

上記のほか、香川県高松市“サンポート”地区を再現した『マインクラフト』ワールドデータ高松市松山市の3D都市モデルもオープンデータとして公開されている。

再現エリアの拡大に関する続報は四国地方整備局の公式Xアカウント(@mlit_shikoku)から伝えられるため、興味があればチェックしておくとよいだろう。

国土交通省が「国営讃岐まんのう公園」の『マイクラ』再現ワールドデータを公開中_004
(画像はX「国土交通省 四国地方整備局(@mlit_shikoku)」より)
「四国インフラDX推進」特設ページはこちら国土交通省 四国地方整備局の公式Xアカウント(@mlit_shikoku)はこちら


(出典 news.nicovideo.jp)


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マンガ大国・日本。「手塚治虫文化賞」「講談社漫画賞」「マンガ大賞」「次にくるマンガ大賞」……プロのマンガ家による作品を表彰するマンガ賞が、日本にはいくつもある。そんな名だたるマンガ賞の中でも、69年というひと際長い歴史を持つのが小学館漫画賞だ。第69回となる今年度は山田鐘人原作・アベツカサ作画「葬送のフリーレン」、松井優征逃げ上手の若君」、絹田村子「数字であそぼ。」、稲垣理一郎原作・池上遼一作画「トリリオンゲーム」の4作品が受賞した。3月に開催された贈呈式では、参列者も聞いていて思わず笑みがこぼれるような、受賞者・審査員の“マンガ愛”が弾けるスピーチの数々が披露された(参照:やっぱり私はマンガが大好き!受賞者・審査員の思い弾けた小学館漫画賞の贈呈式)。

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小学館漫画賞は昨年まで「児童向け部門」「少年向け部門」「少女向け部門」「一般向け部門」の4つの部門が用意されており、各部門に即した作品が選ばれ、評価されてきた。しかし、長期にわたり設けられていたこの「部門」は 今年廃止に。確かに世の中には、一概に「これは少年マンガ」「これは少女マンガ」と選別しにくい作品がたくさんある。そんな状況も鑑みて、今回の部門廃止に至ったのかもしれない。実際背景にはどんな思いや経緯があったのか、小学館漫画賞事務局の西巻篤秀氏に話を聞いた。

また同賞で審査員を務めるマンガ家島本和彦と、コラムニストのブルボン小林にもそれぞれメールでコメントを求めた。部門が廃止となったことで審査に影響はあったのか。また自身がマンガ賞に期待することとはどんなものなのか。マンガ愛の深い、2人らしい真摯な回答はとても興味深いものだった。

三者からの言葉を通して思いを巡らせることになったのは、マンガ界にとって、またマンガ家にとっての「マンガ賞」がどんな存在であるべきか。マンガ賞は現在、そしてこれからの未来、どんなふうに変化していく必要があるのか。小学館漫画賞の裏話を交え、考えてみる。

取材・構成 / 熊瀬哲子

部門分けの廃止を経て感じた「難しさ」

1955年に創設された小学館漫画賞。近年は毎年12月に最終候補作、翌年1月には受賞作品が発表され、その年の3月には贈呈式が行われるのが慣例だ。筆者はおよそ8年ほど、この小学館漫画賞の贈呈式に取材記者として参加(コロナ禍の影響で式自体の開催が見送られた年もあった)。この式でマンガ家たちは受賞の感謝と自身の作品に対する思いを述べるのだが、そのスピーチは毎年胸を打つものがある。贈呈式に足を踏み入れられるのは関係者のみ。そのため「作家たちの思いはしっかりと読者にも届けたい」と毎年レポート記事の執筆にも力が入る。

そんな小学館漫画賞は、昨年まで「児童向け部門」「少年向け部門」「少女向け部門」「一般向け部門」の4つの部門が設けられていた。過去には月刊コロコロコミック(小学館)で発表された曽山一寿絶体絶命でんぢゃらすじーさん」が「児童向け部門」を受賞したり、別冊マーガレット集英社)で連載された咲坂伊緒「思い、思われ、ふり、ふられ」が「少女向け部門」に選ばれたり、これらは一例に過ぎないが、わかりやすく説明すると、発表媒体をもとに候補作品が各部門に振り分けられていた(なお「“小学館”漫画賞」と冠する賞ではあるが、選ばれる作品は小学館の出版物に限らない)。昨年の贈呈式で小学館の代表取締役社長である相賀信宏氏はこの“部門を分けての顕彰”が選考委員会内での議論の1つになったことを明かし、「部門分けを課題として捉え、解決に向けて歩みを進めていきたい」と語っていた。その言葉通り、年末に最終候補作品が発表された際には、早速部門が廃止されていた。

来年で設立から70年という長い歴史を持つマンガ賞である。部門分けをすべて廃止するという大きな変更を取り入れるには時間を要するのではないかとも想像していたが、問題提起から廃止に至るまで、外部の立場から見るとスピード感があった。小学館漫画賞事務局の西巻篤秀氏にそう伝えると、「部門分けに関しては常に意識されてきたことなんだと思います」と言う。

小学館漫画賞は1955年に「小学館児童漫画賞」として、健全な児童マンガの振興に資することを目的に設立された。1960年(第6回)には「小学館漫画賞」として呼称が改められる。それまでは少年少女向け作品のみが選考対象となっていた。

1975年(第21回)には幅広い作品を授賞対象とするべく、「青年一般向け部門」が加えられ、2部門の賞にリニューアル。さらに1981年(第27回)には新たに「児童向け部門」が設けられ、1983年(第29回)には「少年少女部門」が「少年部門」と「少女部門」にそれぞれ独立。短期間での見直しに当時の事務局員の試行錯誤が感じられるが、4部門に拡充されてからは約40年、「児童向け部門」「少年向け部門」「少女向け部門」「一般向け部門」での選考が行われてきた。2年前に小学館漫画賞の事務局の一員となった西巻氏はこう語る。

「私が事務局に入る以前から、『このマンガはどのジャンルなんだろう』という話は出ていたと思うんです。例えば(第67回の受賞作品である田村由美の)「ミステリと言う勿れ」は、連載誌が月刊flowersという少女マンガのセクションにはなるのですが、受賞時には一般向け部門として選出されました。

『このマンガはこの部門でエントリーされているけど、それが正しいのか?』という話は、数年前から審査員の方々の間でも話題に挙がっていて。過去にはジャンルの広がりを受けて部門を増やしてきたけれど、昨今のマンガ界の状況を見ると、そもそも部門という縛り自体をなくしたほうがいいのではないか、という話になっていきました」(西巻氏)

これまでも時代に合わせて変化を重ねてきた小学館漫画賞。西巻氏は「(部門分けの廃止は)初めての試みになるので、いい点・悪い点はそれぞれ出てくるかもしれない。そんな中、相賀社長からは『まずはやってみて、気になる点が出てくれば改良していきましょう』という後押しがあったので、今回の適用までのスピード感につながったのだと思います」と振り返る。

部門にとらわれずに作品を選べるようになったことで、審査に影響はあったのだろうか。審査員の1人である島本和彦は下記のように語った。

部門分けすることによっていいことは同じジャンルで高評価の作品が並んだ場合、どうしても1つは落とさねば……みたいな事態を回避できるということですね。あと、最近は載っている雑誌でジャンル分けができない作品が多くなってきたのでこの流れは必然かもしれないですね。(島本)

また長年、小学館漫画賞で審査員を務めているコラムニストのブルボン小林にも尋ねた。

部門分けの廃止はある種の必然性があります。紙媒体では男女にきっぱりと分かれていたのが、少年向けでも少女向けでもないWeb媒体が増え、あらゆる層に全対応のマンガが出てきているのを審査しやすくなった。その一方で、以前は児童向け部門に振り分けられていたような作品を、ほかと比較することの難しさを感じました。個人的には児童向けも大人向けも「同じマンガ」としてみていきたいとは思うんだが ……今後も皆で考えていくことになりそうです。(ブルボン小林)

部門の廃止を経て感じた「審査の難しさ」 。この点に関しては事務局の西巻氏も同様に言及している。

「審査員の方々もどこに審査の基準を求めるかというのは、すごく難しかったと思います。部門はなくなったのですが、いろんな層に向けたいろんなジャンルの作品がある中から、幅広く選んでいただきたいという思いもある。例えば児童向けマンガも“児童向け”と謳っていても、子供だった読者に与えた影響は大人になっても変わらないかもしれない。そういった功績や価値を、ジャンルにとらわれずに評価していただきたい。

今回、難しい中でも審査員の皆さんには公平に選んでいただいたと思います。どういう形式で行うのが“今”一番ふさわしいのかということは今後も常に考えながら、幅広いマンガ家さん、そして作品にスポットを当てられるよう、その時代に適した形をずっと取っていきたいと思っています」(西巻氏)

「ふざけんじゃねえぞ俺の漫画がこれに劣っていると言うのかジェラシー」を乗り越えた先の「お前たちにこの賞の本当の喜びはわかるまい!!」

そもそもマンガ家にとって、小学館漫画賞はどのような存在なのだろうか。自身も2015年に「アオイホノオ」で第60回小学館漫画賞を受賞した島本はこう語る。

小学館で連載していると毎年、小学館漫画賞の事務局から 「どのマンガが賞に相応しいか、推薦してほしい」旨の葉書が届く(※編集部注 / 推薦作を求める案内は、マンガ家のほか評論家、雑誌・新聞編集者、関係文化団体、書店関係者などにも展開される。審査員を務める以前から、島本のもとにも推薦作を募集するハガキが届いていた。なお小学館漫画賞では一般読者からも推薦作を募っている)。
自分の作品を推薦したいのは山々だが、その自分の著作が人気などでほかの作品を圧倒している状況でもない限り、なかなかそう書くわけにはいかない。だからと言って他作品をここぞとばかりに推薦するわけでもなくハガキを机の横に置いたままスルーしていると、そのうちに「この作品が受賞作に決まりました」と言う連絡が来て、よろしければ授賞式にどうぞ……という流れになる。そこで多くの小学館の漫画家は「ああ、今年は要するに俺はこのマンガに勝てなかったと言うことか……」とかなり凹む。特に自分が面白いとも思っていないマンガが受賞した年などは「ふざけんじゃねえぞ俺のマンガがこれに劣っていると言うのかジェラシー」で頭がおかしくなりそうになる。勝手に大ダメージを受ける瞬間である。連載を持っていてもそうなのだから連載を持っていないときなどは自分の至らなさにのたうち回る。

そんな苦しい瞬間が1年に一度、必ず訪れる。それが小学館であり、小学館漫画賞である。
小学館以外のマンガ家さんたちがどう思っているのかはわからない。だから私が小学館漫画賞を50代でやっと偶然のようにいただいたときに私は他社のマンガ家と若手のマンガ家に「お前たちにこの賞の本当の喜びはわかるまい!!」と言うようなことを言った。笑いも取れたがもちろん半分以上本気である。たとえ部数がそれほど出ていなくても、賞さえいただいたらなんか小学館に貢献したようなそんな気にさせてくれる。それが小学館漫画賞だ。

審査員として私は受賞者に対して式と祝賀会のときに散々褒めちぎる事を仕事のひとつとしている。本当はすべてのマンガが褒めちぎられるべきだが、やはり賞がきっかけとなれば私の口もものすごく饒舌となるものである。(島本)

第64回から審査員を務めている島本。第68回小学館漫画賞の贈呈式で講評を担当した際には、受賞者たちを称えながら「(賞を)受賞するって大変なことですから! 才能と努力と運の3つがないと獲れないんですよ。私はハタチでデビューして50代まで獲れなかったですから! 大変なことなんですよ!! ずっと(賞を)獲れないで、苦虫を噛み潰した顔で悔し涙に暮れながら今でも机に向かっているマンガ家はいるんですよ! それがここに、スポットライトを浴びてここに座れるということはどれだけすごいことか!!」と熱弁していた。

また第69回の贈呈式では「葬送のフリーレン」の講評し、「マンガを描き始めてから40何年経っているマンガ家の私が、未だにワクワクする物語に出会えたということが本っ当にありがたい。山田鐘人先生、アベツカサ先生、賞を獲ったからといって安心せずに!我々読者をもっともっと楽しませていただきたい!!」と力の限りエールを贈っている。

ちなみに、YouTubeの「SHOGAKUKANch」では島本が2015年に「アオイホノオ」で第60回小学館漫画賞一般向け部門を受賞した際の、貴重なスピーチ映像が今も公開されている。贈呈式の映像が一般公開されることはほとんどない。動画では「マンガ家生活32年、どれだけこの賞が欲しかったか! (ほかの受賞者を見ながら)この若い奴らにはわからない……!」と顔を歪ませながらも、受賞の喜びを言葉にする島本の姿が見られる。

余談だが、こういったマンガ賞の贈呈式は晴れの舞台であることやステージを見守る関係者の多さからか、作家はもちろん講評を担当する審査員のスピーチからも独特の緊張感が伝わってくることがある。しかし島本ほど腹の底から声を出し、会場の空気を一変させる登壇者にはなかなか出会えない。

「アニメやマンガ」とひとからげにされがちだけど、マンガはマンガ

今年行われた第69回の贈呈式で、絹田村子の「数字であそぼ。」について講評した後、ブルボン小林はその場にいるだけではない、すべてのマンガ家に語りかけるようにこう話した。

「マンガファン代表としてここで選考していますが、私の本業は小説家で、小説家の知り合いがたくさんいます。仕事柄、マンガ家の知り合いもたくさんいるのですが、小説家よりマンガ家のほうが間違いなく孤独です。マンガはヒットすることが大事で、それがやりがいになると思うのですが、小説の世界は『評』や『賞』がとても充実していて、売れ行きや愛読者の生の声とは違う“評”がある世界です。

小学館漫画賞はすごく大事な賞だと思います。(マンガ家にとって)売れ行きとも、読者の生の声とも違う、評価の言葉はすごく大事。これからも小学館漫画賞は充実していってほしいし、マンガ好きとしてマンガ家の皆さんにもがんばってほしい。マンガが好きだから、選考委員を頼まれるうちは(自身も)全力でやっていきたい」(ブルボン小林)

マンガ家に対する敬愛と、審査員を務めるうえでの覚悟を感じる言葉だった(本記事の最後ではマンガ賞に対する思いを、ブルボン小林本人により詳細に綴ってもらっている)。そんなブルボン小林に、マンガ界において小学館漫画賞とはどんな賞であると思うか、また現状感じる課題について聞いてみた。

講談社漫画賞と並んで、「歴史がある」そのこと自体に意義がある賞だと思います。
大きなヒットがあって中堅になりつつある人が候補になることが多く、そのキャリアの中で強い励みになっているなあ、と(授賞者の喜びっぷりを横で見ていて)思います。

小学館漫画賞はアニメ化やメディア化されたもの、もしくはそうなりつつあるものの候補入りが多い傾向があります。そうではない、マンガならではの(むしろ映像化しにくいくらいにマンガの個性が際立っている)候補が、もっとあってほしいとは思います。
逆にいうと「メディア化する/しそうなほど勢いがある」ことを評価し、さらに勢いに弾みをつけてあげたい、という意図で候補が選ばれているのだなあ、とも。(ブルボン小林)

審査を務めるうえではどんなことを意識しているのだろう。

アニメや小説ではない「マンガならでは」の特性を感じ取れるかどうかを大事に読んでいます。「アニメやマンガ」とひとからげにされがちだけど、マンガはマンガです。(ブルボン小林)

マンガという文化そのものに対するリスペクトを感じる回答だった。同じ質問を島本にも投げかけてみた。

何か意識しようと思っても作品を読み始めるとなんと言うか「邪念」はすぐに消し飛んで「面白いかどうか」「独自の語り口調を持って作品を紡いでいるか」「勢いが最初だけではなく、どんどん加速しているのか」みたいなごく当たり前の純粋な感想が脳内で繰り広げられる。
いわゆる「普通の読者」になってしまいますので、特に何も意識してはいないです。自分の作品を読んで良し悪しを判別するように、同じ感覚で読み込みます。これは小学館漫画賞に限ったことではありませんが、審査員の皆様は「自分の得意ジャンル」には厳しいような気がします。だからと言って大きく結果が変わるわけではありませんが。

審査自体は審査員の皆様ガチで挑んで来ますので、意見が分かれでもしたらとんでもなく時間を使って意見が交わされます。自分があまり惹かれなかった作品をほかの審査員が解説することによって見方が変化して光り輝くこともあり、優れたマンガ作品について語り合う審査会の時間はとてもエネルギーを使って疲弊しますが、物凄く充実した楽しい時間でもありますね。(島本)

いろんな分野の方々に審査をお願いしている意味がある

選考委員会には島本らマンガ家のほか、ブルボン小林のような小説家・コラムニスト 、最新の第69回であれば恩田陸小説家)、川村元気(映画プロデューサー・小説家)という、マンガ以外の分野で活躍する面々も名を連ねる。年度によって顔ぶれは変わるが、過去には女優の麻生久美子が参加していたこともあった。審査員はどのような基準で依頼しているのだろうか。

「厳密な基準はありません。どういう分野で活躍されている方だとしても、マンガに造詣が深い方にご依頼しています。マンガ家さんが作り手視点で見る部分もあれば、ほかの審査員の方が読者目線で見る部分もあるかもしれない。マンガって、何をもって面白いと感じるかは本当に人それぞれですよね。ですので、いろいろな背景を持たれている方に審査員を務めていただくことで、幅広いジャンルの中からいい作品を選んでもらいたいと思っています」(西巻氏)

最終審査が実施されるのは、結果発表日の当日。午後に話し合いがスタートし、夜には結果が発表となる。自分が最終選考にノミネートされている作家だとしたら、その日は1日気もそぞろで落ち着かないだろう。

西巻氏によると、審査員による各作品への講評内容は事前に選考委員会内で共有され、お互いが各作品をどう評価しているかを把握したうえで話し合いが行われるという。どんな雰囲気の中で議論が交わされるのだろうか。審査の経験のない一般人にはあまり想像がつかない。

「僕が事務局に参加してから見た限りですと、皆さん和やかですよ。でももちろん緩い感じではなく、皆さんその道の第一人者の方たちですので、議論的には白熱しています。それぞれ見る角度というか視点が違っていて、そのあたりがいろんな分野の方々に審査をお願いしている意味があるなと感じます。それぞれの意見を聞いて『ああ、もっともだ』と、みんなが納得するような、視点は違うんだけれども評価が集まる作品は、審査員全体としての評価も高くなってくると思います」(西巻氏)

最終審査はおよそ3~4時間ほどかけて行われ、結果が決まるとすぐに各編集部や担当編集に通知される。過去には自分は選ばれないだろうと油断していたところ、担当編集からの電話で受賞を知らされ慌てたというマンガ家の話も聞いた。第69回にて「トリリオンゲーム」で小学館漫画賞を受賞した池上遼一は、担当編集から受賞の報せが届くと、自宅近所の寿司屋で編集者とともに待機していた稲垣理一郎のもとに駆けつけ、稲垣の満面の笑みを見た瞬間に思わずハグをしたというなんとも微笑ましいエピソードを披露していた。

数字とは別の価値観として作品が評価されたと感じてもらえているなら、すごく光栄なこと

小学館漫画賞に限った話ではないが、マンガ賞などの授賞式におけるスピーチは、作者のマンガに懸ける思いが短い時間の中でぎゅっと凝縮された形で言語化されており、たびたび感銘を受ける。

筆者が初めて小学館漫画賞の贈呈式に参加した2016年(第61回)、児童向け部門を受賞した(月刊コロコロコミックで連載された)「ウソツキ!ゴクオーくん」の作者である吉もと誠は「落ちこぼれでもバカにされても、失敗してもパッとしなくても、好きなことを諦めないでがんばれば人生が楽しくなると、自信を持って読者の子どもたちに伝えることができると思った」と語り、「コロコロ最高ー!!」と拳を突き上げて叫んだ。そして笑顔を見せた。

第69回の贈呈式に登壇した「逃げ上手の若君」の松井優征は、先述した「小説家よりマンガ家のほうが間違いなく孤独」というブルボン小林の言葉に触れながら「闇の中でマンガを描いている気持ちでした。その中で小学館漫画賞をいただいたというのは『君がやってきたことは間違ってなかったんだよ』というのを言っていただいているような気持ちになりました。これからも自分がマンガを描く活力になると、改めて思いました」と喜びを滲ませていた。

西巻氏はこの言葉を受けて、「コミックスの売り上げだったり世間で大きな話題になったり、もちろんそういったことも作家さんにとってはうれしいことだと思うのですが、小学館漫画賞に選ばれたことを、数字などとはまた別の価値観として、作品が評価されたんだというふうに感じていただけているのだとしたら、すごく光栄なことだと思います」と話す。

一方で「『小学館漫画賞を受賞した』という話題自体が、普段マンガを積極的に読まない方にとっても『あ、そうなんだ』と興味を持ってもらえるといいなと。受賞をきっかけに『こんなマンガがあるんだ』というふうに知ってもらえるような存在になったらいいなと、そこはこれからの課題でもあるのかなと思っています」と、事務局の1人としての展望を語ってくれた。

「客観的に優れている」という誰かの証明が、創作する者の孤独を長く強く照らすはず

ここまで小学館漫画賞について綴ってきたが、マンガ賞は「小学館漫画賞」や「講談社漫画賞」「手塚治虫文化賞」のようにいち企業が主催となり優秀作品を決定するもののほか、有志による実行委員が企画する「マンガ大賞」、また地方自治体や国が主導となるものなど、さまざまな種類がある。直近だと4月上旬にマンガ大賞2024が発表され、今年は泥ノ田犬彦の「君と宇宙を歩くために」が大賞に輝いた。

書店のPOPや単行本の帯、SNSで「●●賞受賞作品」などの文字を目にし、新たなマンガと出会うきっかけを得たことのある読者もいるだろう。

そういった数々のマンガ賞の目的や意義について、島本とブルボン小林はどのような考えを持っているのか。またマンガ賞がマンガ文化や業界に与える影響についてどんな希望を抱いているのか、最後に聞いてみた。

マンガ家は褒められることに飢えていますので、賞はあればあるほどいいのではと私は思っております。コミックスが売れまくっているマンガ家さんは達成感があると思いますが、「そうではないけれどこのマンガに賞をあげたい」と言う作品もたくさんあります。マンガ家さんにもよりますが、とにかく作画時間が人生の多くの時間を潰してしまうと言う悲惨な職業ですので、承認欲求を満たしてあげないと可哀想すぎます。いろいろな賞が、一方向的な「売れ行き」「面白さ」「人気度」だけではない切り口でさまざまなマンガ家さんに喜びを与えてあげて、気付かなかった読者の興味を惹き、売れ行きをよくしてあげるのはとても大切なことだと思います。(島本)
マンガ家のよすがになるのは「売上」と「生の読者の声」です。ほかのジャンル(小説や映画など)は賞や評論が充実しているのにくらべると、かなり手薄です。
「評論」とか「賞」といった厳めしいものや権威ぶった評価なんかより、読者の熱い応援の声の方がよほどうれしい、なんていうマンガ家さんもいます。

それは分かるけど、読者の応援というのは残酷なくらいに刹那的だし、自己愛が混じったものも含まれます。売り上げも絶対に励みになるけど、もちろんそれも残酷なものです。
「人気」や「好み」と別の「客観的に優れている」という誰かの証明が、創作する者の孤独を実は長く強く照らすはずで、賞はそういうものだと思います。
たとえば読売文学賞は小説、詩歌、評論、演劇までに受賞させるけど、マンガ部門はない。ノーベル文学賞はあるけどノーベルマンガ賞はない。売れ行きとも、個々の応援とも違う「(歴史や権威をも行使しての)価値の明示」が、漫画にはもっともっとあっていい。

メディア化されないようなところを掘り下げるマンガにも優れたものがたくさんあるし、賞はどかどかやってほしいし、やるなら、どれもちゃんと続けて、歴史を作ってほしいです。(ブルボン小林)
第69回小学館漫画賞の贈呈式の様子。


(出典 news.nicovideo.jp)


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ホビー通販「あみあみ」にて、「MODEROID 神無月の巫女 武夜御鳴神 プラモデル」の予約が受付中だ。

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ホビー通販「あみあみ」にて、「MODEROID 神無月の巫女 武夜御鳴神 プラモデル」(6,900円 税込)の予約が受付中だ。

 

 

アニメ「神無月の巫女」より、オロチロボ「武夜御鳴神」がMODEROIDで初プラモデル化!

 

 

 

・全高約170mm。各関節可動。
・前腕のクリスタル展開ギミックにより、日輪光烈大撃破の一連の動きを再現可能。クリスタルは形状重視パーツも付属。
・腕、肩の変形より、射魔破弾発射状態、飛光斬盤射出状態を再現。
・胸部を差し替え、日輪光列絶撃破を再現。
・剣と交換用手首が付属。
・各成形色、彩色済みパーツにより、組み立てるだけでイメージに近い色分けを再現。

 

 

 

 

 

 

 

 

商品の発売は2024年4月の予定。準備数に達し次第終了となることもあるので予約はお早めに。

【商品情報】
MODEROID 神無月の巫女 武夜御鳴神 プラモデル[グッドスマイルカンパニー]
価格:6,900円(税込)
サイズ:全高:約170mm(ノンスケール)
JANコード:4580590184381
発売日:2024年4月未定
ブランド名:グッドスマイルカンパニー
シリーズ名:MODEROID(モデロイド)
原作名:神無月の巫女
造型師:Caloan
GOD BRAVE STUDIO
原型制作:Caloan(GOD BRAVE STUDIO)
設計:TEAM NAVEL(ユニテック)

※画像は試作品を撮影したもの。実際の商品とは異なる場合あり。
※最新の情報・詳細は商品販売ページを確認。
※準備数に達した場合、販売を終了となる場合あり。
※ページにアクセスした時点で販売が終了している場合あり。
※商品仕様等は予告なく変更になる場合あり。
※掲載している写真は開発中のため、実際の商品とは多少異なる場合あり。

(C)2004 介錯/神無月の巫女製作委員会


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アニメ「神無月の巫女」より、オロチロボ「武夜御鳴神」がMODEROIDで初プラモデル化!


(出典 news.nicovideo.jp)


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RTA in Japanは、2023年12月26日から31日にかけて開催した、チャリティイベント「RTA in Japan Winter 2023」に関連して、合計1965万円を国境なき医師団に寄付したと発表した。あわせて領収書と寄付受領証を公開している。

詳細は以下のとおり。

視聴者の直接寄付額:1108万5080円
2023年12月 Twitch収益から課税額相当を除いた寄付額:657万2535円
無敵時間」よりグッズ販売を通した寄付額:200万円
合計寄付額:1965万7615円

RTA in Japanは「ゲームをできるだけ早くクリアする」を目的とした遊び方(RTAリアルタイムアタック)を披露して、寄付金を募り慈善団体に寄付するチャリティイベント。

日本や世界から集ったRTAプレイヤーが一堂に会し、それぞれの持ちゲームを代わる代わるRTAとしてプレイし、会場からライブで視聴できる他、ストリーミングサイトTwitch上でも配信されている。ゲームイベントとしては2016年から開催、2020年からはチャリティイベントとして開催しており、2023年末の時点で、総計1億円以上の寄付金を慈善団体に寄付している。

またRTA in Japanに2020年夏から協賛している「無敵時間」は、株式会社無敵時間が運営するアパレルブランド。チャリティグッズの企画・制作・販売を担当し、その売上の中から寄付している。

RTA in Japanが「合計1965万円」を国境なき医師団に寄付したことを報告。2023年12月末に開催したイベント関連で_001

RTA in Japanが「合計1965万円」を国境なき医師団に寄付したことを報告。2023年12月末に開催したイベント関連で_002

今回は、イベント中、システムを通して視聴者の方々から国境なき医師団へ直接寄付された寄付金は1108万5080円、Twitch収益から課税額相当を除いた寄付額は657万2535円、「無敵時間」よりグッズ販売を通した寄付額は200万円となり、あわせて合計寄付額は1965万7615円となった。

なおRTA in Japanは、RTAコミュニティの中から集まった有志で開催しており、運営母体は非営利型一般社団法人として登記された一般社団法人RTA in Japanとなる。イベント中の収益は税額を除き全額寄付し、イベントを行っていない月の収益は全額イベントに必要な運営経費に使用している。過去のRTA in Japan寄付実績はプレスリリースを参考にしてみてほしい。

RTA in Japanは、「RTA in Japan Summer 2024」を予告としており、8月9日(金)から15日(木)の7日間開催予定だ。


「RTA in Japan」公式サイトはこちら「RTA in Japan」Xアカウントはこちら

RTA in Japan Winter 2023 寄付のご報告

RTA in Japanは、2023年12月26日から31日にかけて、チャリティイベント RTA in Japan Winter 2023 を開催し、国境なき医師団に以下の通り寄付いたしました。

視聴者の直接寄付 ¥11,085,080
2023年12月 Twitch収益から課税額相当を除いた額 ¥6,572,535
グッズ販売を通した寄付 (無敵時間) ¥2,000,000
合計 ¥19,657,615

RTA in Japan Winter 2023 を通して受け取ったTwitch収益について、税金相当額を引いた6,572,535円をに寄付いたしました。

RTA in Japanが「合計1965万円」を国境なき医師団に寄付したことを報告。2023年12月末に開催したイベント関連で_003

イベント中、システムを通して視聴者の方々から国境なき医師団へ直接寄付された寄付金は11,085,080円となりました。

RTA in Japanが「合計1965万円」を国境なき医師団に寄付したことを報告。2023年12月末に開催したイベント関連で_004

無敵時間様より販売されたグッズの売上からは200万円が寄付されました。


株式会社無敵時間からは、税理士と相談した上で、イベント前〜イベント後に販売したチャリティグッズの売上の中から2,000,000円を寄付させていただきました。 今回もたくさんのお買い上げありがとうございました。また、グッズにつきましても末永くご愛用いただけますと幸いです。

今回も多大な寄付を行うことができました。RTA in Japan Winter 2023 を支援してくださった全ての皆様に深く感謝致します。

過去のRTA in Japan寄付実績

RTA in Japan 3 2018年12月 日本赤十字社北海道胆振東部地震災害義援金 ¥28,000
RTA in Japan 2019 2019年12月 日本赤十字社台風第15号千葉県災害義援金 ¥46,000
RTA in Japan Online 2020 2020年8月 東京大学 新型コロナウイルス感染症緊急対策基金 ¥4,744,384
RTA in Japan 2020 2020年12月 国境なき医師団 ¥8,239,160
RTA in Japan Summer 2021 2021年8月 国境なき医師団 ¥16,080,151
RTA in Japan Winter 2021 2021年12月 国境なき医師団 ¥16,121,757
RTA in Japan Summer 2022 2022年8月 国境なき医師団 ¥14,342,133
RTA in Japan Winter 2022 2022年12月 国境なき医師団 ¥17,989,585
RTA in Japan Summer 2023 2023年8月 国境なき医師団 ¥18,910,874
RTA in Japan Winter 2023 2023年12月 国境なき医師団 ¥19,657,615

RTA in Japanについて

RTA in Japanは「ゲームをできるだけ早くクリアする」を目的とした遊び方(リアルタイムアタックRTA)を披露して、寄付金を募り慈善団体に寄付するチャリティイベントです。日本や世界から集ったRTAプレイヤーが一堂に会し、それぞれの持ちゲームを代わる代わるRTAとしてプレイし、会場からライブで視聴できる他、ストリーミングサイトTwitch上でも配信されています。

ゲームイベントとしては2016年から開催し続けており、2020年からはチャリティイベントとして開催しています。2023年末の時点で、総計1億円以上の寄付金を慈善団体に寄付しています。

RTAコミュニティの中から集まった有志で開催しており、運営母体は非営利型一般社団法人として登記された一般社団法人RTA in Japanです。イベント中の収益は税額を除き全額寄付し、イベントを行っていない月の収益は全額イベントに必要な運営経費に使用しています。

ホームページ: https://rtain.jp/
お問い合わせ先: https://rtain.jp/inquiry/

無敵時間について

無敵時間は株式会社無敵時間が運営するアパレルブランドで、「From nerds to athletes(オタクからアスリートまで)」をコンセプトに、あらゆるシーンで活用できるウェアを提供しています。 また、無敵時間はゲーム・各種イベントを応援しており、『RTA in Japan』には2020年夏から協賛させていただき、チャリティグッズの企画・制作・販売を担当し、その売上の中から寄付をさせていただいております。

無敵時間
それはゲームから生まれた概念であり、現実の誰にでも訪れる特別な時間。 楽しんでいる時、夢中になっている時、癒やされている時、困難に立ち向かっている時、自分を追い込んでいる時、あなたには何者にも負けない無敵時間が流れている。



(出典 news.nicovideo.jp)


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